❖ これは、ふたりの視点で綴られる、ある冬までの物語
「八ヶ月」は、
中原徹と早川麻衣という
ふたりの主人公が、それぞれの視点から綴る物語です。
元編集者と、女性デザイナー。
偶然の出会いから始まった関係が、
季節とともに、少しずつ変化していきます。
❖ 読み方と更新について
・マガジン一つは2話 × 2視点(徹・麻衣)
・【徹編】と【麻衣編】は、それぞれ独立して読める構成です
・一緒に読むと、立体的な物語になります
❖ 登場人物(抜粋)
中原徹
地方出版社の元編集長。
今はブログを通じて、もう一度「書くこと」に向き合っている。
早川麻衣
小さなデザイン事務所を営む女性。
過去を抱えながらも、自分らしく生きる道を探している。
❖ 世界観とテーマ
・舞台は、どこか懐かしい地方都市
・物語は、春から始まり、冬へと向かいます
─「伝えないけれど、伝わる」
─「変わっていくようで、変わらない日々」
交わらないまま、少しずつ近づいていくふたりの距離。
その静かな変化を、すこしずつ綴っていきます。
雨の季節からはじまり、
光の射す冬へと向かう、
そんな物語です。
追記
初めは、大人の恋愛を書こうと思っていました。
でも──恋愛って、なんだろう。そこで、手が止まりました。
人にはそれぞれ仕事があって、人間関係があって、
違うかたちの孤独を抱えていて。
そのなかで、すれ違ったり、ふと近づいたりする。
劇的なことは起きない日々の中にも、少しずつ変化はあって。
誰かを想う気持ちが芽生えたり、
忙しさにほどけていったり、見失ったり……。
それは一冊には収まりきらなくて、分冊という形になりました。
「徹編」「麻衣編」──どちらから読んでも、
一つの物語として成立します。
両方を読むことで、
あの日、あの時間、あの空の下のことが、
より立体的に見えてきます。
※ 読むと追体験して、人生がいい方へいくかもしれません。
楽しみに読んでみてください。

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