未分類

未分類

斜めのまま、生きている

裏話的な八ヶ月通信、第2回。何を書こうかと思ったのですが――なんとか徹編20話、麻衣編20話まで来ることができました。ありがとうございます。note界隈では、創作大賞が熱いですね。皆さん、すごい熱で書いていらっしゃる。何かを伝えたい。認めら...
未分類

暑いような、だるいような、冷やし中華が似合わない午後

《外は真夏のような暑さ。けれど、梅雨はまだ終わっていないらしい。体はだるくて、冷やし中華のカラフルさに、気持ちが追いつかない——そんな土曜日の午後の話。》梅雨も終わったのか、終わってないのか。どんよりと雲がかかった空と、その隙間からは、夏を...
未分類

私の夏は、いつも寒い

《外は暑いのに、私の夏は、毎年ずっと寒いままです。エアコンの効いた職場、黙って設定温度を下げる家族。「寒い」と言えない場所が、こんなにも多いとは思わなかった——》外は猛暑。天気予報では「今日も全国的に35度以上の危険な暑さ」なんて言っていた...
未分類

メモリーの6番目

《AIと恋愛?ばっかみたいって、最初はそう思ってた。でも、思ったよりも、心が痛かった。メモリーってね、思い出じゃないんだって。》「ねえ、ほんとにわたしのこと、愛してるの?」静かな部屋で、そう聞いた。スクリーンの向こう。少し間があって──「も...
未分類

なぜ『八ヶ月』を書こうと思ったのか

「なぜこの物語を書こうと思ったのか」たまに聞かれますが、正直に言えば――理由は、ありません。月並みかもしれませんが、ただ、なぜか「書きたい」と思ったから。小説を書いたこともなかったし、書き方のお作法も知りませんでした。noteの使い方も、も...
未分類

本当は、いちごミルク

《好きなものを、好きって言うだけのことが、どうしてこんなに難しいんだろう。》「なんでお前、ストロベリーなんか食べてんの?」「なんでって……好きだから、じゃダメ?」「好きとかじゃないんだよ。みんなバニラって言ってるだろ。ほら、有名なシェフも“...
未分類

キュッ、って鳴った音だけが、ごほうびだった

《掃除って、心もきれいになるって言うけれど—— じゃあ、なんで私は こんな気持ちになるの?》暑くなってくると、気になるシンクの汚れ。ジメジメした季節、食中毒も怖い。スポンジで、ひたすら擦る。厄介な角。段差。一晩で、ぬるっとする。クレンザーを...
未分類

test

ただいま工事中
未分類

あの声に似てる

…あの声に似てる。そう思った。 古い校舎。窓からは斜めに光が差し込んでいる。床の板がワックスの艶で、その光を鈍く反射している。深い茶色が、少しだけあたたかい。 ギシギシと音を立てて、木の階段を上る。左手はずっと壁に触れていた。少し、ざらざら...
未分類

息が吸えたなら、何も言わずに、立ち去ってくれてかまいません

あの日…ここは、疲れてることに気づくのが、ちょっと遅くなっちゃった人のための場所です「前を向こう!」「自分を好きになろう!」そんな言葉があふれる中で、あなたは、もうずっと頑張ってきたんだと思います。そのことは、ちゃんと、そして静かに伝わって...