
《雨の日って、なんとなく心までどんよりしてしまいますよね。
洗濯物が乾かない、部屋がジメジメする。そんな“湿った気持ち”のまま、書いてみました。》
厚い雲が、空を重くする。
洗濯物が乾かない。
一応、乾いてはいるのだろう。でも、さっぱりしない。
タオルも、柔軟剤の柔らかさではなくて、どこか湿り気からくる柔らかさ。
肌に触れても、気持ちよくない。
こんな日が続くと、心も湿り気を帯びる。
なんとなくやる気が出なかったり、
些細なことで心が揺れてしまったり。
角砂糖のように、湿り気が多いと、崩れてしまうこともある。
雲が重いのか、心が重いのか。
たぶん、どちらも重いのだろう。
よくある小説や漫画では、
空が晴れ渡って、心も晴れ渡るシーンがある。
外を見ると、少しだけ雲が切れて、日差しが差している。
さて、私の心は——。

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